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Aさん矯正歯科治療記録2

友人の歯科矯正治療をしていますので、その友人Aさんの協力・許可を得て、記録を日記(ブログ)にしています。

今回はAさんの診査・診断です。

口腔内写真、レントゲン、視診より、虫歯はなく、歯科衛生士の予防処置のみが必要であることがわかりました。

口腔内写真より、叢生があるので、抜歯ケースであることが予想されます。

側方セファロをトレースし、分析を行いました。

下顎左側1番が1本だけ前方に出ているため、アーチレングスディスクレパンシーの診断を右下2番のアーチを基準に行います。

そのため、セファロ分析も同じ右下2番を基準に行います。

セファロ分析の結果、

ANBは2度

L1 to NB distance は5.5mm

と数値的には良い状態でした。

FMAが19度と、ローアングルです。抜歯ケースですが、抜歯するとさらにローアングルになることが予想されます。

続いて、軟組織の評価ですが、Eラインの線から後方に唇があるのがいいとされ、日本人では上唇が後方に2.6mm、下唇が後方に1mmがいいとされています。

Aさんは上唇が後方に3.5mm、下唇が後方に0mmと、軟組織としても良好でした。

これは当然、普通に横顔を見ればわかります。

鼻の高さも人それぞれですので、最終的には数値よりも、パッと見た感覚が一番大切です。

臼歯関係は6番でなく、5番の関係で見ます。

咬頭嵌合位ではなく、CR(中心位)で咬合器にマウントした状態で診断します。右側が2.5mmのAngle2級、左側が1.0mmのAngle2級と診断しました。

骨格的にはANB2度ですので1級です。

アーチレングスディスクレパンシーは下顎のみ診断します。

左下1番が前方に突出しているので、そこは考えずに計測しました。

叢生量は4.7mmと診断しました。

これらをもとにスタイナーのボックススコアに当てはめていきます。

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